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噂のクリーム『セタフィル』の全成分をさらにこまごまと調べてみた。

前回の記事でざっくり調べた『セタフィル®モイスチャライジングクリーム』の成分を、ひとつひとつ調べてみました。

成分表:
水、グリセリン、ワセリン、ジカプリリルエーテルステアリン酸グリセリル、ジメチコン、アーモンド油、セタノール、ステアリン酸PEG-30、ジメチコノール、酢酸トコフェロール、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、(アクリル酸グリセリル/アクリル酸)コポリマー、PG、EDTA-2Na、水酸化Na、メチルパラベン、プロピルパラベン
Products | セタフィル®公式サイト 乾燥・敏感肌に悩む方へ

といっても、化粧品成分に特別詳しいわけではないので、下記のサイトを利用させていただきました。
化粧品成分辞典
http://bihada-mania.jp/seibun/


水はいいとして、次のグリセリンから順番に調べてみます。

『セタフィル®モイスチャライジングクリーム』の全成分一覧

グリセリン
■原料由来詳細:ヤシまたは合成
■配合目的:ヘアコンディショニング剤、変性剤、保護剤、エモリエント剤
化粧品成分辞典» Blog Archive » グリセリン

ワセリン
■原料由来詳細:合成(石油)
■配合目的:油剤、閉塞剤、保護剤、ヘアコンディショニング剤
化粧品成分辞典» Blog Archive » ワセリン

ジカプリリルエーテル
■原料由来詳細:合成(石油)
■配合目的:油剤、エモリエント剤
化粧品成分辞典» Blog Archive » ジカプリリルエーテル

ステアリン酸グリセリル
■原料由来詳細:合成(ヤシまたは動物油脂)
■配合目的:保湿、乳化剤、合成界面活性剤
化粧品成分辞典» Blog Archive » ステアリン酸グリセリル

ジメチコン
■原料由来詳細:合成(鉱物+石油)
■配合目的:合成ポリマ-、閉塞剤、消泡剤、保護剤
化粧品成分辞典» Blog Archive » ジメチコン

アーモンド油
■原料由来詳細:アーモンド Prumus amygdalus dulcis の種子から得られる脂肪油である。
■配合目的:保護剤、香料、油剤
化粧品成分辞典» Blog Archive » アーモンド油

セタノール
■原料由来詳細:合成(ヤシまたはウシやクジラの皮下脂肪)
■配合目的:油剤、乳化安定剤
■旧表示指定成分:☆
医薬部外品:★
■PRTR指定物質:食品添加物
■備考欄:無添加化粧品、自然化粧品に多く使われている合成成分です
化粧品成分辞典» Blog Archive » セタノール

ステアリン酸PEG-30
■原料由来詳細:合成(ヤシ+石油)
■配合目的:合成界面活性剤、洗浄剤、可溶化剤
化粧品成分辞典» Blog Archive » セタノール

ジメチコノール
■原料由来詳細:合成(石油)
■配合目的:合成ポリマー、消泡剤
化粧品成分辞典» Blog Archive » ジメチコノール

酢酸トコフェロール
■原料由来詳細:合成(デンプン+大豆)合成(デンプン+石油)
■配合目的:酸化防止剤、皮膚コンディショニング剤、ビタミン類
■旧表示指定成分:☆
医薬部外品:★
■備考欄:無添加化粧品、自然化粧品に多く使われている合成成分です
化粧品成分辞典» Blog Archive » 酢酸トコフェロール

■(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
■この成分の一般的な用途:合成ポリマー、乳化安定剤
http://bihada-mania.jp/seibun/(%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%84%EF%BC%8F%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%AB%E9%85%B8%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%AB(C10-30))%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC

フェノキシエタノール
■原料由来詳細:合成(石油)
■配合目的:防腐剤、香料、溶剤、高沸点溶剤
■備考欄:無添加化粧品、自然化粧品に多く使われている合成成分です
化粧品成分辞典» Blog Archive » フェノキシエタノール

ベンジルアルコール
■原料由来詳細:合成(石油)
■配合目的:香料、防腐剤、溶剤、粘度低下剤、口腔衛生剤
■備考欄:PRTR法で第一種指定化学物質に指定されているトルエンから製造される。
化粧品成分辞典» Blog Archive » ベンジルアルコール

(アクリル酸グリセリル/アクリル酸)コポリマー
■この成分の一般的な用途:合成ポリマー、粘度調整剤
http://bihada-mania.jp/seibun/(%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%AB%E9%85%B8%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%AB%EF%BC%8F%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%AB%E9%85%B8)%E3%82%B3%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC

PG
■この成分の一般的な用途:保湿剤、溶剤、粘度低下剤
http://bihada-mania.jp/seibun/PG

EDTA-2Na
■原料由来詳細:合成(石油)
■配合目的:キレート剤、殺菌防腐剤
■旧表示指定成分:☆
医薬部外品:★
化粧品成分辞典» Blog Archive » EDTA-2Na

水酸化Na
■この成分の一般的な用途:pH調整剤、アルカリ剤
http://bihada-mania.jp/seibun/%E6%B0%B4%E9%85%B8%E5%8C%96Na

メチルパラベン
■原料由来詳細:合成(石油)
■配合目的:防腐剤、香料
■旧表示指定成分:☆
医薬部外品:★
化粧品成分辞典» Blog Archive » メチルパラベン

プロピルパラベン
■原料由来詳細:合成(石油)
■配合目的:防腐剤、香料
■旧表示指定成分:☆
医薬部外品:★
化粧品成分辞典» Blog Archive » プロピルパラベン

まあ、調べてみたものの、それぞれの成分が良いのか悪いのか、わたしにはよくわかりません。
お詳しい方はこれを見ただけでいろいろわかるのかな。
にしても、化粧品って主に石油でできてるんですねー。
良い悪いはともかく、驚くほどの「合成(石油)」率。

で、「ニベアやワセリンよりもスゴイ」の根拠は?

ニベアの全成分を調べて比較しようと思ったのですが、力尽きたのでまた今度。
というか、ここまで調べたからには、セタフィル・ニベア・ワセリンを使った感想でも書きたいところ。

元の記事を書いた方も、"自分の肌で実験&研究を繰り返し、本当にいいものを探"す方らしいので、ぜひご自身で使った感想を教えて欲しいなー。一般ユーザーのツイートの引用じゃなくて。

で、「安全性や信頼性はばっちり」なの?

元の記事では、

海外では定番商品の『セタフィル』。日本ではまだ知名度が低いのですが、皮膚科ですすめられて知ったという人もいるほどなので、安全性や信頼性はばっちり
http://www.glitty.jp/2015/02/043992post_9732.html

と、安全性を強調されていました。

が、セタフィルの公式サイトにはこのような記述が。

<使用上のご注意>
ナッツ類にアレルギーをお持ちの方は、念のためにご使用をお控えください。
Products | セタフィル®公式サイト 乾燥・敏感肌に悩む方へ

ナッツ類にアレルギーをお持ちの方への安全性ばばっちりではない模様。
「アーモンド油」と「マカデミアナッツ油」入ってますからね。
アレルギーの方は念のため、お気をつけくださいませ。