ヤマシタトモコ『違国日記』7巻を買った。
2007年の『くいもの処明楽』からずっとヤマシタトモコが好きで作家買いしてる。
いまのところ(個人的意見としては)ハズレが一切無いのが驚異的だと思う。
一般を描かせてもBLを描かせても素晴らしい作家の一人だ。
そんなヤマシタトモコ『違国日記』の7巻が出たので購入。
女には女の、そして男にも男の、それぞれの生きづらさがあって、そのステージから降りてしまうのもまた生き方なんだよ、というメッセージが沁みた。
朝のお父さん問題が全体的にじんわり影を落としていたけれど、朝が学校で歌いながら、10年後の誰かの心に残っていたいと思うところはじんとした。
きっとあなたの歌声はたくさんの誰かに届いたと思う。
たとえ10年後に忘れてしまっていても。
高校生の朝が歌っているその想いが千世ちゃんに伝わって、「I witness you」と言わせる。
それはとてもキラキラしたものに思える。
千世ちゃんの演説が東郷くんの胸を打って支援活動を始める流れも綺麗だ。
みんな若さを持て余しながらも、輝いて生きている。