眠美ちゃんとわたし。
眠気……それはわたしとなかなか仲良くなってくれないお友達のようなもの。
眠美ちゃんと呼ばせていただこう。
10年来のうつ病とセットで不眠症も患っており、夜は3種の睡眠薬を飲まないと眠美ちゃんが遊びに来てくれない。
しかも眠美ちゃんはわたしのことをそんなに好きではないので来てもすぐに帰ってしまう。
眠美ちゃんが来ているピンポイントのタイミングを逃さず眠らなければならないのだ。
そうでないと薬を飲んでいてもこういった時間まで目が冴えて眠れないのである。
しかしわたしも人間なのでそのうちに限界を迎えて電池が切れるように眠るわけで、それが朝の8時だったり昼の12時だったり夕方の16時だったりする。
そうするとまた夜の眠美ちゃんは足が遠のくので、大弱りなのです。
最近はコロナ禍も相まって完全にひきこもっていて、ろくに散歩にもホットヨガにも行かずに22時間くらいベッドの上にいる。
引っ越ししてから部屋の居間スペースの居心地が非常に悪く長居できないので仕方なくベッドにいるのだ。
よって身体を縦にしている時間がほとんど無い。
みんなが出勤だテレワークだと頑張っている中、我ながら人としてどうかと思う。
とまあとにかく動かない生活なので疲れもしないというのも眠美ちゃんが来ない一因である。
今日も眠美ちゃんは一瞬で駆け抜けていってしまって、わたしはやることも無くなって本当に久しぶりの日記を書いてみることにしたのであった。
眠れるかどうかに関わらず、現在朝9時に友だちがLINEで起こしてくれることになっているので、あと5時間ばかりの時間をどう過ごすか本当に困っている。
眠美ちゃん、帰ってきて……5時間でいいから寝たいよ。