要らないなんて言わないで。

今から終電で帰るのです。

帰り道携帯で見たニュース。
巨人の元木が戦力外宣告を受けて引退する。
「巨人が好きだったから、いらないと言われたら、やめようと思っていた」

彼は野球で金もらってるんだから成績悪かったら首切られるのは当たり前だけど、浪人してまで入った大好きな巨人に、要らないって言われたのは本当に辛いだろう。


昔から切羽詰まらないと行動しないのは私の悪い癖だ。
仕事も、気分が乗らないとなかなか進まない。
で、こんな時間まで会社にいるのも日常茶飯時。

毎日毎日「忙しい」ばっかり言って、友達の誘いも断るばかりで、断るたびに凹む。
ならもっと早く帰ることのできる仕事を選べばいいんだ。
本当にそうなんだよ。
そうなんだけど、でも私は今の仕事が好きなんだなあ。
文句ばかり言ってるけど、今の会社も好きなんだよねえ。
早く帰ると反感買うし、残業代出ないし、一緒に仕事したくない人もいっぱいいるんだけど、社長尊敬してるし、可愛い女の子いるし、机広くて使いやすいし、漫画部もこっそり活動中だし、なによりも私を必要としてくれてるっぽいから、もうちょっとやってみようかなって思うことができる。


『要らない』って言葉は、この世で一番言われたくない言葉だ。
嫌いになった、でも、好きじゃなくなった、でもなく、「もう要らない」と。
言われたときは泣きましたよ。そりゃもう。
（でもきっと言われた以上に人にそう言って生きてきました。最悪です。）


家族にも友達にも恋人にも仕事にも誰にも、もう二度と『要らない』って言われないで、言わないで、生きて行きたいなあ。